昨日は、家族が使用する介護ベッドの搬入に立ち会いました。
組み立て式で、リサイクル製品なので、製品の一部にはビニールに消毒済みという
文字が書かれていました。
搬入は、別棟を建てた時に、車椅子でも楽に上がり下りできるように設計した
坂を通して行いました。
家を建てる時は、手間がかかりましたが、こういう時はその苦労が報われた
思いがします。別棟には両親を見ながら、仕事ができる家という
意味で「カーサ・デ・オヤミール」という愛称をつけています(笑)。
担当の方に、設置後、ベッドの頭や足の部分をモーターで上げ下げする方法など
使い方を詳しく説明してもらい、いろいろな書類を書き
(これが母が自著して印鑑を捺すので、時間がかかるのですが)
今月分280円を現金でお支払いして、手続きを終了しました。
これからは、介護保険2,800円の一割、280円が口座から引き落とされます。
今、介護保険の見直しの時期に来ていますが、今回のことで、
高齢者がつまらない見栄を張ったり、もったいないなどと思うことで
自分に合わないサービスを選んでいる場合もあるのではと感じるところもあります。
そういえば、介護保険のない時代に、認知症で亡くなった祖母は、希望を
聞くと、「これから、そう長く生きないのだから、いらない」と言って物を買う時にも、
ためらっていましたが、いつまで生きるかわからないから
正直に自分の希望や状態を伝えた方が、回りの負担を減らすことが
できると思います。
人数が多く、しかも高齢になるという意識の薄いといわれる団塊の世代の方と
その子供の世帯に当たる方は、今から、準備をしておいたほうがいいと思います。
私たちの体験から、言えることです。老婆心ながら(笑)。
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